夜勤専従のほうが待遇がいいって本当なの?
看護師として働きながら、ライフスタイルを充実させることができる日勤シフトが人気を集めています。
それに伴い、夜勤帯に働く人材不足が問題視され、夜勤専従看護師の需要が高まり、高収入という特徴から転職を考える人も多くなっています。
この記事では夜勤専従看護師とはどのようなものなのか、待遇やメリット・デメリットについて詳しく説明します。
① 夜勤専従看護師とは、夜勤専従の働き方
日勤シフトがない、夜勤のみを行う看護師を夜勤専従看護師と呼びます。
夜勤回数に制限があるシフト制の看護師と違い、夜勤専従看護師には夜勤回数に制限が設けられていません。労働基準法で1週間の勤務時間は40時間以内と定められています。
夜勤シフトは16:30~翌日9:30までや、17:00~翌日9:30までのこと多く、日勤より1回当たりの労働時間が長くなります。
そのため、1か月あたりの勤務日数を少なくすることで労働時間を調節しています。夜勤帯の業務は夜勤手当がつくため、1か月の出勤日数が少なくても高収入が稼げるとして、人気を高めています。
② 夜勤専従の業務内容
日勤の業務内容とは異なり、就寝前後のケアや排泄介助が多くなります。夜間に救急搬送などがあった場合はその対応もする必要があります。
日勤に比べて夜勤は人数が少ないため、忙しい日と時間に余裕がある日で差がある可能性があります。
看護師として経験が少なくても、夜勤専従になることはできますが、ある程度の臨床経験があったほうが即戦力になります。排泄介助などは介護施設での勤務経験があると尚よいでしょう。
③ 夜勤専従のメリット・デメリット
夜勤専従のメリットは、少ない勤務日数で高収入が得られること、日中の時間を活用しやすい、連休が取りやすいなど様々です。
自分の時間を優先しながら高い収入を得たい人に向いています。しかし、シフト制の看護師と違い、日勤がないので病院所属の正職員ではなく非常勤や派遣職員としての契約がほとんどです。
そのため給料面以外の補償が、正職員と比べて薄くなってしまいます。また生活リズムが不規則なことで体調を崩しやすいのもデメリットの一つです。
日勤シフトの看護師から夜勤専従に転職しようと考えている人は、ここまでの内容をぜひ参考にしてみてください。